外壁・屋根塗装 その1(調査・見積もり編)


10年前に一度塗り替えをしている我が家ですが、屋根は一度も塗り替えていません。
いずれはやらないと・・・とウダウダすること数年経過。
そんな春のある日、その10年前に施工した業者さんが10年点検で我が家を訪ねてきました。
10年前と住人は変わってしまいましたが、それがきっかけで外装リフォームをすることを決心しました。

その1は飛ばしてその2の屋根・外壁塗装日記へ進む→


【1】10年点検にやってきた業者さん(仮にP社としましょう)に屋根の診断をしてもらいます。
さすがに20年以上経過して撥水機能は完全になくなり、コケむしていました。
トタンにはペンキがはがれ一部錆が出ているところも・・・完全にメンテを怠っている例ですね、すいません。


10年経過した外壁は塗膜が劣化してチョーキング(こすると白い粉が付着する現象)が見られました。
これは日光がよくあたる南側のほうが一番発生しやすいとのこと。
それまでは壁は湿気の多い北側から劣化するものだと思い込んでいましたが(よく北側が緑色になっている一戸建てとか目にしますので)それは間違いだったのですね。


【2】もう一社合見積もりをしようと、ネットで検索をかけて調べます・・・そうするとすぐ近くで現在塗装工事を行っている塗装業者さん(こちらは仮にS社としましょう)を発見、電話をしてみると、運良く現場見学をすることができました。 それをきっかけにこの業者さんに見積もりをお願いしました。 数日後、P社と同じように外壁・屋根の診断をしてくれました。



【3】1〜2週間ほどで診断結果を提出、詳しく説明してくれました。定型フォーマットがあるとはいえ、写真やチャートもある立派なものです、こちらはP社のもの。
特にP社の担当の方とその上司の方は、塗装の事になると大変熱く語ってくれました。


S社も同様に写真や表で診断結果を提出してくれました。いずれも丁寧に説明してくれます。
結果はどちらも大差ありませんでしたが、気になるのは屋根の面積の算出結果がずいぶんと異なっていたことです。
塗料の選定・施工方法などの協議に入りましたが、こちらの中途半端な知識では同じ土俵に立てるものではありません。
見積もりの件では、やはり塗装という見ただけでは分からないもの・施工方法で結果が大きく変わってしまうものということで値段だけでなく、業者さんの姿勢・塗料の知識など慎重に見極める必要があります。



【4】いろんな本や資料を見たり、屋根の面積の算出方法で出し直してもらったり、いろいろありましたが、最後は塗料の材料選定で最終調整となりました。

P社は、その会社のオリジナルのシリコン系塗料がメインとなっていました。
・業者のオリジナル商品ということで割高
・シリコン系以外の塗料が選べない
(注:P社としては長年の施工実績のあるシリコンを重視しているという考えです)

対するS社は、
・複数のメーカー品をチョイスし、シリコン系からその上のフッ素系、光触媒まで幅広く選定が可能。(単価が割安)
・屋根の面積の算出方法がP社に比べて広い。単価が低くても結果的にはP社とほぼ同額になっている。

S社の算出方法についてはうちで出した屋根面積の算出方法で再計算をしてもらい、ある程度の妥協点を見いだせました。

P社については、最近評価の高いフッ素系塗料には否定的で、これについては最後まで妥協点を見いだせませんでした。

結果は、・・・S社に選定しました。
屋根:シリコン系遮熱塗装
外壁:ナノテク系塗装

続きは、

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