2014年トルコ旅行

相方がトルコ出張のため、せっかくなのでどんな国なのか見てくることしました。
友人との女二人旅です。
トルコ共和国の最大都市イスタンブールと首都アンカラの5日の旅です。

6/19
使った飛行機は往復ともターキッシュエアライン。
出る料理はもちろんトルコ料理。
甘いデザート以外は美味しくいただけました。

行きの飛行機はターキッシュエアラインの中でも少し大きめの便なのか、新しいのか、すべての席にUSBコネクタ!
おかげで心置きなく充電しながら過ごせました。


6/20
飛行機の到着は朝の5時
地下鉄が動くのを待って、移動します。(この間、空港内で両替とカフェで時間つぶし)
空港から地下鉄までは直接地下でつながっているので移動は楽でした。

自動券売機は3種類。
乗り物は基本定額制で一回いくらという感じ。
1回づつ乗るなら右側の「ジェトン」と呼ばれるコインタイプ。地下鉄だと4TLでした
Suicaのようなチャージ式ICカード「イスタンブルカード」は左側。1回につき約2.5TLでした。
画像に写っていませんが、さらに左側にイスタンブルカードの販売機があります。新規はICカードのデポジットが7TLのようです。

鉄道網の案内図です。
道で左上のMマークが目印なので比較的探しやすいです。

イスタンブールでのホテルはヨーロッパサイドの旧市街の中でした。
ここは関東で言うところの箱根のホテル街みたいなところのようです。
チェックイン前の時間なので、荷物を預けてお散歩に繰り出します。

通りや公園などのあちこちで見かけるいわいるKIOSK
よくミネラルウォータを買いました。

近くにグランドバザールがあったので行ってみました
お土産やさんが沢山といった感じとところです。
観光地らしい感じのところです。

グランドバザールをでて北側に進むと、石畳の道を挟んで問屋のような道が続きます。
この辺は問屋街だったというのをあとから知りました。
そのままいくとさらに香辛料や食べ物、布をあつかうエジプシャンバザールも通りました。
買いはしませんでしたが、活気があって面白いですね。

さらに歩くと海沿いに出ました。
地下道を通って海岸に出るのですが、地下道は露天となっていることが多いです。
混雑しているので、スリにあわないかヒヤヒヤします。
場所にもよりますが、階段や通路でも商品を広げているので、歩くのはかなりコツが必要かも。

海岸に出るとひときわ大きい看板。
大手ボスポラスクルーズの案内です。
この看板の物のほかに、あちこちで客引きがいて、うちの船に乗らないかと言う声が飛び交っています
たいていは男の人に声をかけていたので、我々にはほとんど声かかっていませんでしたが。

チケットは窓口で12TL。寄り道なしの1時間半のクルーズにしました。
すでに船が到着していて、すぐ乗船できました。

船は先頭から乗船します。
おおよそ100人くらいは乗れるようです。

船から見るジャーミイ・モスク

ヨーロッパサイドの要塞

乙女の塔。
この塔はボスポラス海峡の言い伝えで、かつて王様が占い師に娘が18歳で
蛇に噛まれて死ぬとお告げがあり、そのために娘をこの塔に閉じ込めて過ごさせ
、18になる誕生日に迎えに行ったお祝いの荷物に入っていた蛇に噛まれて娘は死んでしまうという話がある塔。
ちなみにアジア側の港から渡ることができるそう。

船からみた近くのジャーミイ。
金曜日だったので、お祈りの方々でかなりごった返していました

船で降りた場所で、有名なサバサンド食べました
塩焼きしたサバをレタスとタマネギと一緒にサンドしただけのシンプルなもの。
ピクルスは別売り。(というかあまりに量が多いので追加を断念)
味付けはテーブルにおいてあるレモン汁と塩
ここではお手拭き売りの子供達が大量に寄ってきます。とはいえ、お手拭は無料でもらえます。


6/21
朝ホテルを出て向かったのはまずはスルタンアメフット地区
そこに出ていたバンで、ミュージアムチケットを買います。85TL
チラシの対象の美術館や博物館に各1回入れるチケットです。うまく回ればかなりお得なチケットです
このチケットがあるとチケット買うのに窓口で並ばなくて済むのでちょっと楽になります。

まずは赤モスクと呼ばれる、アヤソフィヤ。
博物館です。

モスクのようですが、かつてはキリスト教の教会
その後イスラム教のモスクとなったことから、両方の建築様式が残っている建物です。
なかには6世紀頃?の北欧バイキング?のいたずら書きが残っているなど、面白い建築物が残っていました


モスクの近くでは可愛いスタンドが。
焼きとうもろこしと焼き栗のスタンドです。

日本の栗と比べるとホクホクなんだけど、甘みは日本のほうが強いかな〜

さて、地下宮殿に入ってみました。
とっても幻想的なのと、思ったより広い!
潮の匂いがしないので、真水で満たされている様子。
柱をよーくみるとイロイロな形がありました。

最近になって、メデューサの首が柱の下にあるのが発見されたそうで。
まっさかさまのと横向きのと二種類。
ほかの柱も調べるともしかしたら何か出てくるのかも?

次にブルーモスクに行ってみました。
外観もきれい!

中に入る前に注意書きがあります。
男性は失礼の無い程度の格好。女性は頭髪と肌を露出しないようにと絵で示してあります。
ちなみに、髪の毛を隠すものを持っていない人のためや、露出の多い人のために布を貸し出していました。

ブルーモスクのなかはタイルがとてもきれいな装飾。見ていて飽きないですねぇ。

せっかくミュージアムカードを買ったので、入れる美術館を探しました
モザイク博物館がブルーモスクの近くにあるとあったのですが、入り口を見つけるまで相当歩く歩く??
商店街の中を何度もウロウロして入口発見!と思ったら出口だったり。
そこで入口を聞いて何とか入れました。
実はブルーモスク周辺はローマ、ビザンチン時代の遺跡が数多く出土しているようで、モザイク画もその一つ。
象やライオンと戦う人間が数多くみられました。

この日は暑かったものあって、近くのカフェで休憩
目の前の方々や旅行客が水タバコを吹かしているのを見かけました。

ヨーロッパサイドから地下鉄でアジアサイドへ移動します。
ちなみに、地下鉄、トラムは毎回入場コイン購入だと4TL。イスタンブルカードを使うと約2.5TLでした。

ボスポラス海峡の地下を通る地下鉄がこれ。
日本の技術でできた地下鉄です。
なにか日本の証を・・・と思ったけど、見つけられませんでした。。

地下鉄はまだ建設中で、難しい海峡が先だった様子。今後、アジアサイドの
国内線空港とヨーロッパサイドの国際空港を結ぶように伸びるとのこと。

着いた頃には天候が悪くなってきたので、観光地のアジアサイド終点駅まで
行くのを諦め、近くの大型ショッピングモール・カルフールへ。
千葉県にある店舗とつくりが同じなのであまり迷わない感じでした。

大きなスーパーがあったのでお買い物。
中のカートは1TLいれて使うようになっていました(後でちゃんと返ってくる)

置いてあるものは似ていてもやっぱり積み上げ方が海外かしら、、、量多い!


6/22
この日は朝から一番の目玉、トプカプ宮殿に行ってみます。
入り口からしてお城!って感じしますね!

中からみるボスポラス海峡はキレイ!の一言!

宮殿の展示室は撮影禁止だったので、外にあった写真を撮ってみました。
このダイヤ、本当に握りこぶし大くらい大きくて、逆にありがたみ無さ過ぎです。。。
というか、金、銀、サファイア、ルビー、エメラルドといったもののオンパレード。
財宝も多すぎるとおなかいっぱいな気になってしまいますね。

金角湾を見下ろす東屋
某漫画のワンシーンにも出てきます。
でも、本当にキンキラ。。ココまでくるとちょっと悪趣味かも。。

トプカプ宮殿をでて、メトロで金角湾を渡り新市街へ。
ガラタ塔の横を通り、別のメトロに乗って軍事博物館へ。

残念ながら、名物の演奏を聴くことは出来なかったのですが、
中世の武器(といっても装飾品と言う意味で)を多数みられたのは良かったかな
キラキラしすぎて銃としての機能は怪しいですが。。

軍事博物館でてタクシム広場へ。
人が多いなと思ったら、そういえばニュースの現場!
こっちもデモとかあり、ここは日本で言う日比谷公園といったところでしょうか。
あまり緊迫感はなく、論説する若者達にそれを遠巻きに見張る警官たちといった感じでした。

帰りに、地下ケーブルカーに乗ります。斜めの車体が面白いです。


6/23
朝、早く目が覚めたので近くをお散歩
地下鉄で新しく出来たばかりの地下鉄2号線に乗って橋の上にある駅へ
気分は途中下車の旅
とっても眺めがよく、気持ちよかったです!

帰りにホテル近くにあったヴァレンス水道橋に寄ってみます
ローマ時代の橋で300年時代のものなのだとか

帰りにバスに乗って見ようと挑戦してみました。
どこにでもあるものではないですが、主要なバス停には何系統のバスがくるのかがわかるようになっていました。
ころころ変わるので読み取るのに必死でしたが。。

行き先も良くわからず、とりあえず一区間だけ乗ってみました。
というかバスも基本同一料金で1回0.85TLのようでした。

さて、この日はイスタンブールからアンカラへの移動です
国際線と隣り合っているとはいえちょっと落ち着いた感じのある国内線ターミナルです。

アンカラについてバスがいたのでそれに乗って市街に向かいます。
が、降りたところはココどこ?といった場所。
地下鉄の乗り場を聞いて何とかホテルまで到着しましたがさすがに道が悪すぎて疲れました。

オトガルで見つけた、オトガルからのおおよその金額の目安を示した看板を見かけました。
それ以上だとボッタクリってことらしい。

ホテルからの眺め。
目の前に地下鉄と国鉄。利便はいいのだけど、


6/24
朝、ちょっと早起きしてお散歩に行ってみました。
トルコ建国の父、アタティルク廟です。とっても大きい! ホテルから5分といわれて行ったけど、入ってから5分も歩くとは。。


ちょうど、衛兵の交替時間だったらしく、ラッパ演奏や行進を見ることが出来ました。

棺が置かれている場所は厳か、、、かと思いきや、地元の方々が棺をバックに写真バシバシ。。。
まぁ、それだけ慕われた方なのでしょう。

献花されていたので、見てみるとロシアの高官
建物内の博物館内で、SPに囲まれたかっぷくのいい軍人さんとその団体が説明を聞いていました。

写真は撮れなかったのですが、日本の高松宮様が若かりしころトルコ来られた時の写真も飾ってありました。

ここで陸カメ発見!
フツーに道路を歩いていたのでびっくり!30〜40cm位ありました。

お昼前にチェックアウトして荷物をホテルに預け、観光に出ます。
坂の多い街なのでタクシーでアナトリア文明博物館に行きました
ここは紀元前9000年前から紀元500年あたりまでの文明を扱っている博物館です。

世界遺産の地母神の座像です。
人の頭より少し小さいサイズで、とってもふくよか!

他にもヒッタイト時代の書簡
(某漫画のイラストそのものだなぁ〜)

ローマ時代の彫刻はことごとく首が落とされていました。
おそらく多神教を禁ずる後世の人が落としたと思われ、、、
でも思わずかっこいい顔を思い浮かべてしまいますね。

お土産を買いにスーパーへ行きました
目に付いたのがケーキ!
カラフルすぎる!?!というかホールのみ?

給与差を差し引くと金額的には日本とさほど変わらない印象でした。
肉と小麦系のものは安かったです。
さすがパン食べ放題の国ですね。

4時前にはアンカラ空港に戻ってきました。
空港にはアンカラ市街のミニチュアが飾ってあります。
朝見たアタティルク廟の全景が手前に写っています。

チェックインしてからこんなスタンドを見かけました!
ここでもとうもろこし?と思ったら、カップコーンだそうです。

1個5TLの一番小さいサイズを買うと、好きなフレーバーをかけていいよとのこと。
ほとんどの人がレモンかオリーブを使っていたようですが、「醤油」を見つけたので
かけようとしたら、周りからソイソース!と連呼されて止められた?
でも匂いかいだらやっぱり醤油なので「ジャパンフレーバー」といって
かけさせて貰ったら、ちょっと驚いてました。

さて、帰りの飛行機は行きの飛行機と違ってちょっと旧式・・・。
USBで充電が出来ないタイプです。
仕方ないので映像でもと思っていたら、私の画面は壊れているのかフリーズ。。
隣の人のを見るしかありませんでた。。とほほ

さて、帰りの便ではこんなおしゃれな缶をもらえました。
この中に、靴下や耳栓、目隠し、スリッパが入っていました。

12時間くらいで日本到着、、、
しかーし、関東に入ったとたん大きな積乱雲に突っ込んで、激しい雨。
飛行機自体も着陸してからドアが開くまで、かなり待たされました。
おまけに、成田空港近辺で停電だったらしく、電車もストップ?
一時はバスで帰るか?とも思ったのですが、予定の30分遅れで電車に乗れ、1時間遅れで地元に戻ってきました。
家について日が変わってました〜!



お土産のほんの一部です。
配るのはどうしてもお菓子が多いですが、日本のものと比べると激甘。。
苦めのコーヒーやチャイ(紅茶)と一緒に食べるのが良いようです。


さて、旅行費用を計算すると。。。

おおよそ23万弱。内訳は、次のようになりました
旅費他(ホテル・飛行機代・別送品):約20万円
現地で使ったお金    :520TL(約3万円)

高いか安いかは微妙なところですが、現地のバスなどを利用すれば、もっと安く回れるような気がしました。


まだまだ見所の多いトルコ。また行って見たいです!


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