2018/9/22-25 種子島屋久島旅行

仕事が一段落したのを機会に、9月の連休は奮発して種子島と屋久島に旅行に行ってきました。
旅行を検討していたとき、H2Bロケット7号機の打上げ予定日が9月11日(火)と判明し、
混雑しないようにその10日ほど後の9/22(土)に行く予約をしていました。
打上げ予定日が近づくとトラブルで9/11から9/14、9/15と、徐々に予定日がずれて・・・なんと9/22の種子島に行く日になってしまいました!

9/22(土)
今回は一般的なツアーとは違うルートを考えていたので、ANAじゃらんぱっくで宿1泊と航空券の手配をしました。
現地の移動手段は別途レンタカーを借りる手配をしておきました。

ちなみに事前にしておいた大まかな予約は・・・
・往復航空券+1泊
・トッピー3回分
・レンタカー2回分
・宿2泊分
です。

まず08:55のANAで羽田空港から鹿児島空港まで飛びました。鹿児島空港からは空港バスで鹿児島港まで移動です。
台地にある空港から港までいっきに下るのがバスの車窓からよく分かります。


こんな弁当があったので思わず購入。桜島灰干し弁当だそうです。
ジオなお弁当ですね♪火山灰も有効利用されているという例ですね♪

まずはトッピーで鹿児島港から種子島の西之表港にお昼過ぎに到着
ちなみにトッピーは、
(1)鹿児島-種子島、(2)種子島-屋久島、(3)屋久島-鹿児島の3路線を予約しておきました。
港にはたくさんのレンタカーが留め置かれています。
事前に連絡しておいた業者さんとその場で手続きして借用しますが、「打上げ見学ですか?」と聞かれました。
まあそのつもりはなかったのに、期せずしてそうなってしまったのですが・・・。


国道を南下して、まだ人がまばらな長谷公園へ。
ロケットいました!整備棟からすでに出て発射台にいるのが肉眼で分かります。
今晩あれが打ちあがると思うとワクワク感いっぱいです。

ロケット関係者がかならずお参りに来るという定番の宝満神社に立ち寄ってみました。
夕方のせいか誰もいませんでした。

今夜の宿は南種子町の街中にある、「門倉亭南荘」です。
JAXAや三菱重工などロケット関係者の定宿となっており、
もしも打上げ日前後でしたら予約いっぱいで宿泊できなかったでしょう。 当然ながら宿泊者は、ほぼ関係者です。

豪勢な夕食。毎日食べたらヤバいです。ちなみに食堂で食事しているのは数人だけ。
大半の方は明け方まで宇宙センター勤務でしょうか。

食堂の天井には関係者の色紙が貼ってありました。

ちなみに和室の畳にはこんなオシャレなデザインが・・・

夕食を食べ終わって日付が変わる頃に恵美之江展望公園に向かいます。
ここは公式な見学場所の中で一番射点に近い場所になります。
徒歩や公共交通機関で来れる場所ではないのに、たくさんの人でにぎわっていました。

南種子町の人たちもテントを広げて打上げ実況中継やグッズを配って盛り上げてくれていました。


射点から一番近いといわれるこの見学場だけでなく他にも宇宙ヶ丘公園や長谷公園など
、町から近く会場のキャパもあってそちらもお勧めです。
寝そべったり車でぼーっとしたりして時間をつぶして、打上げ時刻までとにかく待ちます。
その間にもどんどん人が増えていきました。
後で知りましたが、公園までの狭い道路はずーっと手前から路駐の車でぎっしりで、遅くに来た人はずいぶんと遠くのほうから歩いてきたらしいです。 とはいえ、都心の花火大会とかに比べれば、思ったよりも混雑せずに見ることができました。


2018年9月23日 2時52分27秒になった瞬間!
轟音をたてながら、真昼のような明るさで海や山を照らしながらロケットはぐいぐいと上昇していきました。

※画像orリンクをクリックすると、mpeg4ファイルで再生



9/23(日)
渋滞の公園からの脱出に少々時間がかかりましたが夜明け前に宿に戻ってきて、少し仮眠してから宿を後にしました。


当初はこの日に宇宙センター内の見学ツアーを予約していたのですが
打上げ日が延期(見学予定日)になったことでツアーは中止に。
昨夜からの勤務の人がいなくなった宇宙センターの一般の人が回れるエリアを見学しました。

展示館は本日は臨時休館中。残念。

昨夜は沢山の人でいっぱいだったであろう
竹崎展望台の報道席も見てまわりました。

展示館脇の露頭は、堆積物の地層がよく分かる形で残っていました。

そのままの地形でなかなかにダイナミック。

遠くに射点が見えるこの海岸では、サーファーの人が波乗りしていました。


展示館からすぐ見えるところにあるのは小型ロケット発射場です。
黎明期に使用したロケットの発射台の遺構です。もう半世紀も前ですか。


ロケットの丘からは、打上げ終わった射点がよく見えました。

元中型ロケット発射場からの眺め。
一般の人が普段自由に入れるのはここまで。
次回は見学ツアーでもっと奥まで見てみたいですね。

五差路で。出待ち中(嘘)

西之表港でレンタカーを返却して、16:40のトッピーで屋久島へ向かいます。


17時過ぎに、屋久島安房港に到着し、新たにレンタカーを借りて、港に近い素泊まり宿に宿泊
近所の定食屋さんで夕食にしました。



9/24(月)
翌朝、早朝に宿を出発し、車で白谷雲水峡の太鼓岩往復コース登山口まで向かいました。
空はちょっと曇っています。
ここから太鼓岩まで往復約4時間の道のりです


途中こんな石ごろごろの場所がたくさんありました。

登山道の途中には中をくぐれる大きな屋久杉もありました。


10時前に太鼓岩に到着、はるか下方には縄文杉ルートの登山道が見えました。
縄文杉ルートは8時間以上の健脚向き定番ルートで、混雑するので今回はパス。

頂上の花崗岩の大岩の上で大の字。

予報通り下山途中で雨が降ってきました。雨の多い屋久島ですから仕方ない・・・
と徐々に雨脚が強くなり、途中の沢筋はサブザブな場所もあって、ちょっと
尋常がない気がしますが??

下から上がってくる人いないなと思っていたら、登山道は
大雨のため通行止めになっていました。
激しくなると渡河も困難になって下山できなくなるとのことでした。


昼すぎにレンタカーまで戻ってきて、今晩の宿に移動しました。
こちらは島の南側にある宿ですが離れになっていてのんびり過ごすことができました。


部屋はこんな風にロフトになっていて、2人で使うには広すぎるくらい。

庭からは荒々しい山々を見ることができます。

夜、近所のグラウンドでは、子供相撲のイベントをやっていて、思わず見学に。。


9/25(火)
本日のトッピーは、当初安房港だったのですが、急遽宮之浦港に変更になったので、
レンタカーを返却してバスで宮之浦港まで向かいます。
宮之浦港の屋久島環境文化村センターはこの日は休館日。
13:30のトッピーに乗り込んで、鹿児島に戻ります。


19:25の飛行機で時鹿児島から羽田空港に到着してトイレタイムが長かったせいか?
荷物受け取り所に行ったら自分の荷物だけがグルグル回ってました。


おみやげ一覧。なんだかんだでいろいろ買いました。


【後日談_20170930】
産総研から販売されている屋久島の地質図を入手。
しばらくは、行った余韻を楽しめそうです♪
山中では雨と植生で、ゆっくり露頭みる余裕なかったんですけどね。 でも、足元みていて、花崗岩の風化の差で土の色や水の溜まり具合が変わっているのを体感した感じでした。
帰ってきたばかりですが、島の西側も見てみたくなりました。
このポスター大きくて貼るところに悩み中、、


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