2020/8/9 早川町ドライブ

会社の夏休みに日帰りで山梨県早川町にドライブに行ってきました。

朝、新東名から中部横断道を経由して早川町へ入りました。
南アルプスを貫く中央リニアは、この早川町にトンネルの坑口があります。
隣の静岡県ではいろいろすったもんだあるようですが、早川町内には
ゼネコンの事務所だったり、土砂の仮置き場だったりと工事の真っ最中といった感じでした。
今日が日曜日だから道路は空いているけど、平日なら凄い数のダンプが行き来している感じです。


今回の目的のひとつ、糸魚川-静岡構造線の、新倉(あらくら)の断層露頭(国指定天然記念物)です。
断層の左側が四万十帯の堆積岩類(粘板岩)、右側がフォッサマグナと名付けられた地域の火山岩類(安山岩)。
ちょうどすぐ脇(=まさに断層を貫く場所)を中央リニア用の作業用トンネルを掘るそうで、目の前を通信ケーブルが通っていました。


早川町教育委員会が現地に詳細な案内を掲示していました。(静岡大狩野・久保田氏作製)
町内にはほかにも露頭があるそうですが、そちらは割愛。


河床に降りると、さまざまな転石が・・・。

・黒くて平たいまたは角ばった石:頁岩や粘板岩
・白っぽくてごつごつしてる石:安山岩や凝灰岩

ためしに地質図にトンネルを重ねてみました。
(クリックで拡大)
右側の緑色と青色が構造線の境界ですが、左側にも複雑な断層があることがわかります。

奈良田の集落まで来ました。お寺の駐車場に車を止めて古民家カフェ 鍵屋へとお風呂に行ってみることに。


古民家カフェではえごま入りチーズケーキ&そば茶、縁側でのんびり。


庭の雰囲気が良かったです。


ちなみに、ここのダム湖も雨畑並みに埋まっていました。。 奈良田湖は全国有数の堆砂率だそうです。
発電ダムだし、堆砂は多いし、なのでいつか埋まってしまうんだろうなぁ。

南アルプス広河原へのアクセスは新型コロナウィルス対応のため、
奈良田の集落からすぐのところで、通行止めになっていました。
歩行者すら入る余地はありません。

コロナに関係なく工事は進んでいるようで、こちらはトンネル本坑までの作業トンネル坑口。
完成後は乗客の非常口になるとのことです。


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