2010/11/6-7 WERIDE三宅島エンデューロ


今年で4回目を迎えた三宅島のオートバイイベント。なんと今年はエンデューロレース開催!
春先くらいから、いろいろと情報収集はしてお台場のプレイベントにも見に行き、概要発表に
なってから参加検討したのですが、難コース&速いライダーと混走に恐れをなして、
オフロード体験ツアーにエントリーすることにしました。

【10/31(日)】
バイクは、出発の1週間前に辰巳埠頭に預けます。
この週は、台風14号が関東に接近し、金曜、土曜は大荒れ。
寒い時期の雨台風で、あちこちで災害もありました。
日曜日は、嘘のように晴れたので、朝早く埠頭を目指します。
バイクは事前に積んであるので、ヨメを連れて行くだけです。


初めて行く埠頭はわかりにくい…「車検会場」という看板に小さく「WERIDE三宅島」のロゴでは見落としそう。。。
到着すると、バイクが数台。聞くとほとんどが関係者のバイクとか
数台、ぴっかぴかのカワサキバイクがあるくらいでした。
で、番号は12、13番。しばらく様子を見ていましたが、特に知り合いも来ず、諦めて帰宅。。。
(相方はどうも、マナさんのtwitterをチェックしていて、会いたかったらしいが…残念だったね!byヨメ)

さて、金曜日までは準備です。
防具やブーツ、ヘルメットを持参しなければならないので、カバンを借りたり事前に荷物の準備をしたりと、慌ただしい。
金曜日、お互い仕事を半休して最後の荷物チェック。
かなりの荷物になりました。(持てるのか?ワタクシ?byヨメ)


【11/5(金)】
船の出航は22時すぎですが、受付が21時頃との案内なので、余裕をもって20時には着くよう夕飯食べて早めに出発。
とはいえ、激重・激デカの荷物。二人とも駅に行くまでに死にそうになるので、ヨメ実家にヘルプ!助かります。お義母様!
運悪く電車が遅延して混雑している山手線に乗り込むのは大変、浜松町駅で降りるときが一番辛かった・・・。


予定通り20時ごろ竹芝桟橋に到着、スタッフの人たちがテーブルやら書類やら出して準備中。


だんだん人が集まってきたので予定を繰り上げて20時半に受付開始になりました。
受付は、レースの人、随行者の人、体験ツアーの人、観戦ツアーの人、プレス・関係者の人と別々ですが レース参加の人が一番多く、その場でエンジョイ会員の代金を払う人もいるので、行列も長くなりました。


レースエントリー者は緑、我々オフロード体験ツアーは赤いビザバンドです。

見回すと、有名選手や友人など続々!あら!木賊のシルクバレーキャンプ場でお見かけする方も!
勝沼のWomen'sXで優勝したあの方も来ていて、話をしていると、勝沼で一緒に呑んだ姉御様がお見送りに来てくれました!
知っている顔がたくさんいたせいか皆ハイテンションだったね。

船に乗り込みに荷物を置いて甲板へ。ちょうど出航のドラが鳴っていざしゅっぱーつ! 有名選手の追っかけや、お見送りの仲間たちが手を振ってくれてます。
「いってらっしゃーい!」の声にヨメも「いってきまーす!」と大声張り上げてます。。


寒風吹きすさぶ後部デッキには誰もいないかと思いきや・・・、酒盛り前夜祭中?


我々は一番船底のEデッキ。2等和室、いわゆるごろ寝部屋です。
23時で消灯になります。おやすみなさい・・・。

【11/7(土)】
明けて土曜日の早朝4時半、まもなく到着のアナウンスが鳴りました。眠い目をこすりつつ大量の荷物と共にヨロヨロと下船口に向かいます。

三宅島・錆ヶ浜港に入港でした。外は真っ暗。波はいたって穏やかで、風もほとんどありません。
降りるタラップの揺れが少ないですが、こうも荷物が多いと大変です。


降りたところに迎えのバスが数台停まっていて、各方面ごとに宿まで届けてくれるようす。事前に行く宿チェックしていたので問題なし!真っ暗の中、書類見て確認するのはちょっとシンドイですからね。
バスは、貨物スペースがないので、自分の膝の上にかかえます。ただ、でっかい荷物だけにちょっときついです〜(><)


我々が泊まった民宿は島の北部・神着地区にあるバーディさんです。ダイビングをメインにしている宿です。各部屋が離れになっているのが特徴です。

1時間ほど仮眠したあと、ウェアに着替えて7時の朝食後、バス停でシャトルバス待ち中。

30分ほどバスに揺られて第1パドックへ。

ここ第1パドックでレース参加の人も観戦ツアーの人もいったん同じ会場に集められました。
ここから体験ツアーの人は他のレース組とは別行動です。


第1パドックで先週預けた自分のバイクを引き取ります。

金曜夜にパドックにはコンテナがずらっと並んでいました。1コンテナ3〜4台づつバイクが入っています。


さてオフロード体験ツアーは、自己申告制で
・レース経験がある人:A
・オフロード経験ある人:B
・オフロード経験が浅い人:C
と3つに班分けすることになりました。いちおー自分はAで、嫁はCで希望。
ちょっとAクラスが多めになったため、マナさん等上手な人がBになってました…(え?)
本日のコースの説明の後、それぞれの班ごとに出発。Aグループが最初に出発です。


島の外周道路を反時計回りに走ります。まずは舗装路を走ります。
高濃度地区に一部かかっている空港の近くなどは景色のよい海岸線を走りました。
島の東部の三七山で一度休憩。なかなかC組がこないぞ?
Cは大排気量車や、オフ歴まもない人もいて、ゆっくり走っていたそうな。
Cが着くたびにAは出発!。(Cクラス休む時間ないじゃん・・・)AクラスとCクラスはほぼ別行動でした。


椎取神社のあたりで、山側の環状林道に入ります。
途中の火の山峠で海がきれいに見えました。
環状林道は舗装路と未舗装路が交互に続くアップダウンの少ない道でした。
後で知ったのですが、大昔の外輪山の内側(縁?)だったようで。。
一部海が見えない部分はカルデラの内側なんだそうな





林道を走りきったところに、交通案内のスタッフさんが。ちょうどレース会場入口に出てくるルートでした。


バイクを駐車スペースに停めてレース会場に向かうと、ちょうどオープニングセレモニーが開始されたところでした。




ちびっこライダーのインタビューや島太鼓等が披露された後、石原都知事をはじめとするお偉方入場!
そしてレースの開会宣言が行われました。


選手宣誓は2週間前のクロスカップ勝沼でもブッチギリの大活躍だった日本のトップエンデューロライダー、小池田選手。。。。
あれ?昨夜誰か呑ませ過ぎた?それとも緊張しすぎ?
とはいえ、無事開会!




開会式が終わって、選手の方は歩いてスタート地点へ・・・。
今回はマスコミの取材やインターネットで中継するとあって各所にテレビカメラが配置されています。
スタート地点の後方には大漁旗がはためいています。

会場の5,4,3,2,1のかけ声の後、都知事の号砲で一斉にスタートです。
スタートしていきなりの大坂を一気に登っていく様はなかなか!
観客席のスペースが制限されているので、なかなかいいアングルで撮れないぞ!(==#


ピット前を走る姫丸さん。

ビザバンドを見せて、お弁当とお茶を受け取りお昼にします。
会場では地元の方がおいしい汁ものや暖かいコーヒーなどを用意してくれていました。






ここで3年前(2007年1月)の特設コースの周辺を比較してみましょう。

→→→→ 榎木沢砂防ダム
→→→→ 元牧場駐車場その1
→→→→ 元牧場駐車場その2
→→→→ 水路
→→→→ 廃屋
季節が若干違うとはいえ、明らかに植生は復活してきています。
噴火から10年経って自然は復活してきているのは嬉しい限りです。


レース開始後30分後、名残惜しいですが、体験ツアー組は午後の部のため会場を後にします。




環状林道を走ると七島展望台が見えてきます。
今回は特別にこの山を走らせてもらえるとのこと。
ちなみにこの山、火山礫でフカフカなうえ、お椀を伏せたような形。ヨメ含め125ccは迂回するように指示があったそうです。(Cクラスはアスファルトルートで展望台へ。)


展望台からはるか彼方に見えるレース会場。

海が綺麗です。 頂上からは伊豆の7島が全て見えるといわれるだけあって良い眺めでした。


展望台には、レース中継のためのマイクロ波の臨時中継施設が設けてありました。すごい!

Cクラスが到着するのを待ってAクラスが斜面を降ります。
土と違ってザクザクの火山礫は、なかなか止まりにくい斜面なので、登りも下りも何人か転んでいました。
その頑張って走る姿、ガッツあって良いですね!
(そのころ、ヨメグループは山頂で撮影会だった様子)




ツーリング最初の第1パドックまで移動して、そのすぐ上の予備のレース会場に行きました。


この予備レース会場、本コースが使えなくなった時のためにと、ちゃんとステージやテントも用意されていました。
結果的にここが使われる事がなくて本当に良かったです。

こちらは、雨になった時用とはいえ、そこは三宅島のレース、なかなかえぐいコースです。
レベル別に、まずはコースの説明。インストラクターに付いてまずは1周。そのあとにフリー走行。
まず初心者用のルートを1周してみましたがヨメは2番目の上りで、、あーあ、バイク倒しちゃった。
ここで心が折れた様子。。。終了〜


次に上級者用ルート(レースで使用するルート)を走ってみましたが、けっこう辛い・・・走れないことはないけど、ペースあげると難しい〜 15分毎に上級、初級、超初級(←急遽できた)と交替してそれぞれ練習させてもらいます。
1時間近くすると休憩する人が増えてきたので、初心者の時間も休まず走ってました。と、Aクラスだけ最後に1周だけとアナウンスが。
そこでヨメが「行って来い!」の号令。。(今戻ってきたのに〜)


明日走る燃料が心配なので、バイクを戻す前にガソリンスタンドへ。でも4Lも入りませんでした。

しばらくすると、レース会場から選手が戻ってきました。
みんな興奮しているけど、結果がよくわからないよう〜


帰りのバスに乗る頃には真っ暗になっていました。。


遙か上空を飛ぶ飛行機。

バスの中でぐったり。

宿に着き、お風呂に入って夕食食べて、まだ8時位。寝ないだろうと思っていたら、、
即効爆睡したそうです。
その間、ヨメは粛々とブログアップしていたそうで、、、


【11/7(日)】
2日目は、ツアー組は1日目より集合が15分早いです。しかもチェックアウトを済ませてからと案内にあります。


昨日より少し早めにご飯を食べ、すぐに着替えてチェックアウト(といっても何もありませんでしたが)。


部屋が離れということもお店の人とあんまり話ができなかったですね。
お世話になりました!


体験ツアーのバスは昨日とは逆に時計回りに第1パドックへ向かいます。


今日は公道のみの観光ツーリングなのですが、自由行動組とガイドについてグループで走る組とに分かれます。
我々は、いろいろ見たい場所もあったので、別行動の2台で走ることにしました。




2時間後の10時半までに戻ってくるようにと念を押されて出発。

まずは、以前来たときに、島で一番規模が大きいと聞いた富賀神社。
前回来た時は、高濃度地区の中だったので荒れ放題だったのが、制限を解かれた後に整備されて見違えるようにきれいな社殿になっていました。


次は旧阿古小学校。前回はなかった遊歩道ができていました。

案内板もきれいなものができていました。

体育館

木が呑まれて木だけが燃えて穴になった樹形溶岩。

校舎をのぞけます。

発泡してぐずぐずなもの、緻密でいかにも溶岩といった岩などあります。(アア溶岩ですよ!)


村営牧場のあたりの風景を3年前(2007年1月の写真と比べてみましょう。
→→→→ 雄山をバックに。あんまり変わらない?
→→→→ 村営牧場の泥流で埋没した車その1
→→→→ 村営牧場の泥流で埋没した車その2

火山ガスの影響で金属部分が腐食して内装のプラスチックだけが残ってバスタブみたいです。
なんだかあと数年もすれば何もなくなってしまいそうです。

→→→→ 七島展望台
→→→→ 村営牧場廃屋


帰りは坪田方面に降りる林道で下ります
最初はきれいに整備されていたのですが、牧場から見えなくなったあたりから、いきなり道が荒れています。舗装路の上に土砂や砂利が乗っていると、タイヤが滑るので、気をつけなくてはいけません。。
とはいえ、ヨメ、君は遅すぎるぞ!


以前来た時にお休みだったアカコッコ館や、新しくできた資料館などに行きたかったのですが、残念ながら時間切れ。
第1パドックに戻ってバイクを預けます。
ヨメは着替える場所がなくてそのままでしたが、他の人はウエアを着替えてバスに乗り込みます。


バスが着いたのは、阿古の体育館。ここでレースや観戦ツアー組と合流しました。
アンケート書いたり、着替えたりしていると、表彰式が始まりました。


それぞれのクラスごとに表彰です。


特別賞は女性2名と最高齢者に贈られました。


表彰式は万歳三唱で終了。
お弁当を渡されつつバスに乗せられて行きます。

15分ほど走って伊ケ谷地区の島市に連れて行ってもらいました。


そこで、お弁当食べたり、クサヤやつみれ汁食べたり、お土産買ったり。。(ヨメがクサヤを購入しそうなのを必死に止めました)


30分もしないうちにまたバスに乗せられ、錆ヶ浜港へ。ここで荷物を受け取り、お土産買いにチリジリ。。。
ヨメはわざわざスーパーまでおみやげ品を買いに行っていたようです。
一部の方は、この時間を利用して桟橋で釣りにチャレンジしていた方もいました。成果はどうだったのでしょうか、気になるところです。


船が入ってきて、村長さんやイベント関係者に見送られながら、ぞくぞくと乗り込みます。
チケットチェック前で、イベント主催者がテープを渡してくれました。


行きと同じ席だったので、荷物を置いたらすぐに甲板にでてみました。
テープを投げ、桟橋の人たちが受け取ってくれます。
離岸までのちょっとの時間、地元のおばちゃん達が島唄を唄ってくれています。
うぅ、ヨメ大粒の涙ながして感激してます。
また、来ます!ぜったいに!


雄山がそびえる三宅島。

船の中は、行きと違って、船室にじっとしないで、あちこちで話に花が咲いてます。
我々も知人と一緒にレストランや座席で盛り上がりました。


大島の東側を通過します。

もうすぐ東京湾です。

夕暮れの富士山



レインボーブリッジをくぐると10分ほどで竹芝桟橋です。
なんだかさみしいような。。。。

でも、、、
帰りの荷物は、その楽しい思い出を壊しそうな重さなんだけど。。。
東海道線に乗り換えずに京浜東北線で各駅停車&車でお迎えしてもらいました〜(^^;;;



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