2021/12/31〜1/2 愛知県三河湾 年越しドライブ

年末年始は四国や紀伊半島あたりまで旅行しようかと計画していたのですが、結局近場で過ごそうということになり、三河湾の離島3島をめぐる旅に行ってきました。

12/31
今日は朝から新東名で西へ向かいます。
朝早めだったせいか交通渋滞に遭遇せずにすみましたが、浜松を過ぎると雪が降ってきた!
この先向かう人は大変そうです。

我々は佐久島の玄関港である、西尾市の一色港へ。
港は魚介類を一般向けに販売する市場があって、中に入ると正月の食材を買いにきた大勢の人で混雑していました。
出航時間までちょっと買い物&買い食いして時間調整します。

市場のすぐ隣にある、汽船乗り場です。こじんまりとしてほとんど人の気配がなかったのですが、出航時間間際になると続々と人がやってきました。
20分ほどで島に上陸。港のそばでもお店も少なく閑散とした雰囲気で拍子抜け。

ここはアートな島なので、いろいろ作品展見て回ります。でも、歩き始めてすぐに雪が降ってきて心折れそうです。
最初あてにしていた島内移動のレンタル自転車も年夏年始は休業中なので、近場で歩けるところだけにしました。

ちょうどアート目的にやってきた団体客もいたので、ぞろぞろと・・・道には迷わなくてすみました。

アート作品をほかの人が見学している間、海岸食の露頭をチェック。 第三紀の砂岩泥岩互層系です。

【作品名:カモメの駐車場】
海岸沿い、風でカモメの金属板が揺れると、カモメの鳴き声のような音が鳴るんですね。

島の中にはいくつも古墳もあるようです。当時から肥沃な場所だったのかもしれません
アートを回っているうちに雪が激しくなってきたのもあって、途中で切り上げることにしました。

出航時間より早めに港に戻ってきましたが周辺で開いている店はないので自販機しかない待合室で1時間ほど待ちました。寒かった〜

一色港に戻ってきて、途中半田市街で夕食食べつつ今晩は半田駅前のビジネスホテルに泊まりました。大浴場がつきがありがたいです。
部屋で気づいたら寝落ちしていつの間にやら紅白終わって新年迎えていました。


1/1
夜中のうちに雪が降ったようで、朝外を見るとうっすら雪が積もっていました。

徒歩で10分くらいの住吉神社へ初詣です。大きい神社ですが全然混んでなくて拍子抜け。

神社の前はため池になっていて、鴨がグルグル回っていました。 知多半島は今でもたくさんの、ため池が残っています。

宿に戻るときに、電車(名鉄)に一駅区間だけ乗ってみました。線路はまっすぐですが、微妙に高低差があります。
街中も川に近いところ遠いところで勾配がついている感じ。

半田市を出て、知多半島の海沿いを南下して南端の師崎(もろざき)港の駐車場に車を置いてから船で篠島へ渡ります。 今日は天気は良いけど風は強いです。

佐久島と異なり、日間賀島や篠島は人口も10倍近いせいもあり、頻繁に船も行き来して、乗り場に活気もありました。
出航から10分ほどで篠島に到着しました。 篠島は、昨日の佐久島と違って山が険しい感じな島です。

自動車で通れる道というのは限られていて、島の大きさと急傾斜な地形も相まって、軽自動車かスクーターの移動主体といった感じです。
家を建てるときの資材の搬入や、家電の配達大変そう。


山の中腹の斜面を見てみると、花崗岩がマサ化した感じですかね。どうりで起伏が激しいわけだ。

島のあちこちには採石場の跡が残っていました。なんでも昔名古屋城の石垣に使われたものだそうな。
加藤清正が運びきれなった岩が残っている海岸もあるのだそう。
雪ですべりやすくなった山道をあちこち歩きまわったので、ちょっと2人して足を痛めたっぽい。。

正月なので、どの漁船にも大漁旗がついていました。残念ながら船祝いは見ることはありませんでしたが。

篠島から日間賀島まで船で10分程で着きました。
タコのモニュメントが目につく島。最近はタコ&フグの島としてアピールしているらしい。

山はあるけど緩やかめな感じで、篠島と違って堆積岩の島でした。途中見かけた露頭も砂泥互層でした。
この海底電話線の標識の後ろの吹き付けコンクリートが昔の海岸浸食崖なのですが、浸食の雰囲気がなめらかにオーバーハングして削られています。
堆積岩っぽいよね?

調べてみたら、たった数キロ離れた2つの島の地質構造が違うそうです・・・
中央構造線がその間をとおってるという話もあったけど、想像していたよりかなり北側なのと、周辺の地層にあまり変位が見られてないからちょっと疑問。それに砂泥互層がかなり白くて珪長質に感じたんだよなぁ。。

というか花崗岩の篠島より南に中央構造線走っているはずだよね〜(^-^;;
(赤く書いた線が中央構造線の予想図)

さて、船で師崎まで戻り、名古屋方面に北上します。
途中、自動車専用道の脇にえびせんべいの里があったのですかさず寄り道。あと30分で閉館らしい。えびせんべいの里では名物の試食コーナーがかなり規模縮小してましたが、ここでいろいろお菓子を購入。

今晩は常滑市街に宿泊予定なのですが、宿に入るのを20時以降チェックインプランだったので、その前に中部国際空港セントレアに寄り道することにします。
途中にあるかねふくの明太子パークに寄り道しましたが、明太子が要冷凍なので道中で買いたくても買えないのが残念。

空港に着いたものの、、駐車場から第一ターミナルまでが遠い…しかも吹きっさらし。寒いわけだ。
しかも、お店もコロナで時短や休業が多い。ゆっくり出来るとこ少ない〜

本来なら帰省の人でごったがえしているはずなのですが、年始の大雪で千歳空港が閉鎖されていたりと航空ダイヤが混乱しているときだったらしく、欠航や遅延が多く発生していました。そして変わらず国際線は数えるほどでした・・・。


空港併設で、最近オープンしたばかりの「フライト・オブ・ドリームズ」に行ってみました。
ボーイング787初号機が展示されていて、それを見ながら飲食できるんですね。
いろいろ見学できるフライトパークは閉館時間過ぎていたので、ちょっとお茶して公式ショップでお買い物しました。
このあと、国内線側にも歩いて行って、夕食を・・・
コロナもあってか、開いている店が少ない&分かりにくい・・・
名古屋らしいお店が少し開いていたので、なんとかみそカツの夕食にありつきました。

このあと空港からすぐにあるホテルルートイン常滑駅前にチェックイン。
20時チェックインでもいいかなと思ったけどちょっと遅すぎました。反省。


1/2
今日はJR東海のリニア・鉄道館へ。
伊勢湾岸からははるか遠くに雪をかぶった山々が良く見えました。

道路向こうのショッピングモールの駐車場に車をとめて、開館とほぼ同時刻に入場。
オンラインで事前購入していたので、印刷しておいたQRコードを入場ゲートにかざすだけでOK。

リニアや新幹線の展示がメインかと思いきや、古い車輌もけっこうある。
PR館としてだけでなく、ミュージアムとしての目的があるのはいいことですね。

古い車両は歴史的にも貴重なものもあったりして勉強になります。
客車の片側に小型蒸気機関車を搭載した「蒸気動車 ホジ6014号」なんて初めて見たときトンデモ発明かと思ってしまった。夏とか車内の熱気は大丈夫だったのかなぁ・・・。

開業まもないころの新幹線の食堂車や、2階建て食堂車が展示されていました。
我々の世代だと食堂車が廃止された頃なので利用した記憶はほとんどないのですが、昔は食事と旅行がセットだったんだなと思いました。

館内で売られている駅弁を購入。
新幹線の展示車両内で駅弁を食べられるサービスは良いね♪

懐かしの東海道線113系。ボックスシートの座席の間隔が狭くて大柄な人だと向かいの人の膝が当たるんですよね。

さて、15時位には名古屋を後にして帰路につきますが、新東名・東名ともに事故・規制渋滞がすごい。
刈谷PAで時間つぶして、さらに沼津の日帰り温泉(ざぶーんなんて、楽しそうな名前の施設♪)で時間つぶして、それでも御殿場〜秦野間が渋滞解消されないので最後は箱根超えて午前1時すぎに帰宅しました。
流石に片付けは一晩寝て次の日になりました〜。


★つれづれおでかけ記に戻る