2022/8 宮城ドライブ旅行


子どもの頃、本塩竃のホテルといえば駅前の「ホテルグランドパレス塩釜」、ってことで、久しぶりにここに宿泊。
震災時には一時避難場所になっていたので、震災ボランティアやお見舞いで来た時に泊まれなかった宿です。。
夕食は、駅前すぐにある「すし哲」さんへ。ちょっと豪勢な夕食ですね〜


宿は素泊まりなので、朝食には朝早くから開いている「塩釜水産物仲卸市場」へ行きました



この市場では好きな具材を少しづつ買って、マイ海鮮丼作ることができます。
一つ500円くらいの食材をいくつも買って自分の好きな丼にできるのが良いです!
といっても、2500円位の食材にご飯セット(小400円)つけたらいいお値段・・しかも食べ切れない量・・・

ちょっと買いすぎましね・・・。食べ残した分は駐車場で味付けて焼いて昼飯用にしました。
(この後からは店では食べず、地元の食材で済ましました。)

南三陸町まで北上して、元防災庁舎へいきました。
丘の上には海が良く見えます。

公園内の防災庁舎跡近くに行くと、より津波の高さが感じられて怖さを感じる高さです。
屋上まで浸水したため鉄骨のあちこちで曲がっているのが見えます



となりにある広場にはメモリアル施設を建設中でした。
でも、この高さでも、津波浸水地域内で、さらに6m以上上に登らないといけないのだそうで、怖いですね・・・

さんさん商店街では、写真展が開催されてて、防災庁舎が海にのまれる瞬間の写真や生き残った人のコメントとかが展示されていました。これは泣ける。。(TT)
ここで、食材買ってランチにしました

石巻まで戻り、門脇小学校にいきました。
ここでは、津波火災で被災している建物を公開していました。
ほぼ地域の人も含め多くもここに避難したきたそうで、津波到着時に多くの人が助かったのは、日頃からの先生達による教育とか、地元との連携によるものだと実感しました。。
校長先生の先見の明がすごいと感じます。
教壇を梯子にして裏山に逃げたというエピソードは聞いていましたが、実際に目で見てみると、そこそこの距離感や高さで、津波や火が迫るなかでの避難はいかに大変だったかを感じることができました。
ちなみに、津波の基本的な知識を紹介するコーナーがありました。
展示の中に剥ぎ取り標本やボーリング資料など、貴重な資料が展示されています。
特に剥ぎ取り標本ではテフラの同定や津波堆積物が数回あることなども紹介されていて、かなり詳しい内容になっています。

道を挟んで海側には、「石巻南浜津波復興祈念公園」となっていました。
ここの駐車場は、以前来た際には「がんばろう!石巻」の看板があった場所ですが、別の場所に看板も一回り広くなって大きくなって建てられていました。

また、公園の一角に「みやぎ東日本大震災津波伝承館」もあり、当時の映像などを見ることができる施設もできていました。
駐車場からの距離が遠いのが難点ですね・・・

旧北上川沿いに北上して市内に戻る際に、「いしのまち元気いちば」があったので、お土産購入。
川を挟んで向かい側に石ノ森漫画館があるせいか、町のあちこちに石ノ森先生の書いたキャラクターがあふれている街になっていました。 さて、二泊目は石巻のルートインに宿泊。隣に大きなショッピングモールもあり、食事も買い物もここで済ませられるのは楽ですね!!
学生さんの団体と一緒になりました



朝、チェックアウト後、大川小学校に来ました


ここでは2階の屋根すら飲み込む津波で、地域の人々も半数近くが犠牲になったとのこと。となりに出来た伝承館では、昔を再現した地形模型があり、多くの人々が暮らしていたというのを知ることが出来る施設になっていました。


まわりも少しみてまわってみると、更地に代わっいて、昔とのあまりの変わりようにビックリさせられました。。



対岸には川のビジターセンターと北上観光物交流センターができていたので寄ってみました。ここは河川周辺の環境(主に生物)について勉強できる施設になっています。
大川小学校に限らずあちこちで人が来ているのを見かけたという話をしたら、ビジターセンターの方に月命日でお盆だからと教えてもらいました。なるほど…



野蒜駅は震災直後、代替バスで通った際は、何処が駅だかわからないくらい瓦礫に埋もれた駅となっていた場所ですが、きれいに瓦礫も撤去され、現在の駅や集落は山の方に移っています。前の駅舎が伝承館になっていました。

あまりにも綺麗なので、津波のことは忘れてしまいそうですが、中に津波で壊れた券売機が展示されてたり、浸水深さが示してあったりと当時の状況をうかがうことができるようになっていました。

当時のホームのそばまで行けるようになっていました。


最後に寄った塩釜港では、偶然にも親戚に逢いました。連絡もしていなかったのでびっくり!

塩竃の港はには、塩釜港防災センターがあります。そこを見学しました。
防災センターはPCR検査場にもなっていました。同じ場所で、震災時の状況を見せる展示が行われていました。
テラスに出ると、当時津波をみていたデッキに出ることができます。当時と違って防潮堤ができていました。そこから親戚の乗る船をおみおくり。

帰り道、仙台空港に寄ってみました。
ここは津波で埋もれてしまった映像がでている空港です。実際に屋上からみると川と空港が本当に近く感じます。
震災後に少し川の護岸をかさ増ししていますが、それほど上げられてるようには見えず、防災的に不安を感じます。

空港ではミュージアムに寄ってみましたが、震災前の内容だけで、復興の際のエピソード等がないの残念。
よっぽど他の場所で紹介されてたアーカイブ施設の国交省のブースの方が空港の被災から復興まで紹介されてたのにと思います…
さて、空港では宮城県内のお土産がいろいろあるので、ここで最後のお買い物!
駐車場代が100円/時なのも助かりました。

さて、今回宮城県を回って感じたのは、震災遺構やアーカイブ私設が10年越してから次々出来てきてるのを感じました。
新しくできたら、またいくつか回りたですね。。


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