2023/7 北海道ドライブ旅行

2023年の夏休みは、2019年以来となる北海道へ行ってきました。
今回は北端に位置する稚内と礼文島をメインに旅してきました。
コロナ禍後というせいもあってか、宿やレンタカー代が以前よりも高額だったのと、北海道が思った以上に暑くてびっくりでした。

【1日目】
夏休み前日に午後休暇を取って、夕方に空港バスで羽田空港へ向かい、千歳行きのエア・ドゥの最終便に乗ります。
今回宿が高いということもあって、一緒にテントとシュラフを持参しているため、荷物はちょっと多めです。(預け入れ荷物分で10kg強?)

エア・ドゥは初めての利用なのですが、もっとLCCっぽいかと思っていたのですが、全然そんなことありませんでした。 フライトアテンダントさんもマスク装着率は半分ほどで、徐々に変化しているのを感じます。

降機した大半のお客さんは猛ダッシュで駅のほうへ。
そしてほとんど人気のなくなった空港ロビーを抜けてウロウロ。


なんと今晩は空港内のホテルに宿泊です。
入口がわからなくて一旦通り過ぎてしまった・・・)



【2日目】
早朝に空港内にある新千歳空港温泉へ。
この空港内ホテルで宿泊すると無料で温泉を利用できるのです。ここで仮眠もできるそうなんですね。
そのあとホテルに戻って朝食をいただきました。

ホテルをチェックアウトして電車で新札幌まで向かいます。
早朝の時間帯は快速エアポートは運行してなく、ちょっぴり遅い普通しかないのですが、実はエアポートと同じ車両を使っているため、本来追加料金が必要なこの指定席も普通料金だけで乗れるとは!

新札幌駅前にあるニッポンレンタカーでレンタカーを借りました。
新千歳空港のレンタカーの窓口よりちょっぴり開店時間が早いので早めに借りることができます。


今回借りた車はトヨタヤリス、今年の春に登録された新車同然の車です。
初めて走行支援機能を使ってみましたが、ミリ波レーダー前方の車との距離を一定にしたり、車線を検知してハンドルが自然とトレースしたり・・ここ数年で驚くような機能がつくようになったんですね。


さて、高速で留萌までやってきました。ついこの間まで鉄道が走っていたのですが、廃線になっていました。
駅に近い中心部に道の駅と運動公園ができていました。


留萌から海岸沿いの国道をひたすら走ります。俗に言う日本海オロロンラインです。
単調すぎて睡魔との闘いです。

途中三毛別に立ち寄りました。
ヒグマによる日本最悪の獣害事件「三毛別羆事件」が起きた現場です。
それにしてもさすがにデカすぎない?


戦前とはいえ、大正時代にこんな掘っ建て小屋で住んでいたんですか?極寒の道北の山奥ですよ?雪吹き込みますよ?開拓の大変さが分かります。


途中天売島に渡るフェリー乗り場を見学。
小さい島で自転車でも回れるようでウォーキングやシーカヤックなどのアクティビティがあるようです。

稚内に近いノシャップ岬の海岸沿いでは、時折こんな風景もありました。

なんとか明るいうちに稚内にたどり着けました。
日暮れまでまだ時間があるためそのまま宗谷岬を目指すことにしました。
(といっても30分くらいかかるのですが)


宗谷岬、30年前のほうが華やかだったような?
今では鹿がたくさんいます。

今晩は稚内市内を見下ろす高台にある、「稚内森林公園キャンプ場」に宿泊します。ちなみに無料です。
徒歩だとけっこう歩くし、途中鹿もいっぱいいて本当にこの奥?と思いつつたどりつきました。
駐車場はほぼ満杯ですがテントサイトは余裕があるため、混雑していません。


今回のテントは、WILD-1の山と食欲と私のコラボの「おにぎりテント」です。
霧雨が降ったのか、芝が濡れてしまっているのは残念・・・。



【3日目】
朝5時に起きてすぐにテントを撤収して、フェリー乗り場に向かいました。
向かう道の途中から稚内の市街地を見ることができます。


本日の目的地は礼文島。稚内港からハートランドフェリーが1日3往復しています。
06:30出航の一便に乗る予定ですが、窓口は1時間ほど前から開きました。
乗船券だけなので自動券売機で購入です。


06:30定刻に出航しました。
乗船したお客さんを見ると団体の方が多い。なんでもさいはての礼文・利尻をめぐるツアーがあるそうで・・・。
実際30年ぶりに行ったら港近くの町には昔にはなかった大きなホテルや旅館が立ち並んでいました。
島では食べるところが少ない!という昔の記憶で事前に朝・昼食を買って乗り込んだんですが、そんなことはありませんでした。(フェリー内には食堂等はありません) 二等船室の雑魚寝で揺られること2時間、礼文・香深港に入港です。


港の目の前のレンタルバイク屋さんに行ってあらかじめ予約していた125ccのスクーター(マジェスティ125)を
レンタルして北を目指しましますが、風除けのゴーグルがないと辛いことが判明。


途中に立ち寄った久種湖畔キャンプ場です。30年前ここで2泊しました。そういえば流し場にフライパンを忘れていったのがここでした。
無料だった昔の面影は消えて、管理の行き届いたキャンプ場になっていました。


こういった北海道の建物って屋根の勾配とか、煙突とか、古い新しい関係なく共通した特徴を感じます。

更に進んでスコトン岬まで来ました。 30年前は誰もいないような僻地だったのに・・・
岬にはカフェやお土産屋さんもありました。


観光バスがひっきりなしにやってきます。
あ、そうそう北海道を走っているライダーが30年前と違ってオートバイが小さいのから大きいのまで多種多様になったなあと思いました。
昔は大半が250ccででしたが、今は車種も増えて、原付二種を多く見かけるようになりました。


皆絶景の写真を撮ってました。奥に見えるのは無人島です。

スカイ(澄海)岬も行ってみますが、曇天なのであまり透き通った感じではなく残念。


海岸沿いに降りられる場所をたどっていくとこんな地形もありました。

島の南側にある桃岩猫台展望台へ。すぐ下に桃岩荘ユースホステルが見えます。


ここから見える場所が地すべり(元地地すべり)を起こしたということで、集水井がありました。


そうこうしているうちにどんどん雨が降ってきたため、このあたりで港に戻りました。
港について団体ツアーを眺めつつ、14:20初の2便のフェリーに乗りこみました。
2等船室の同じ場所で寝ながら夕方稚内に戻ってきました。 稚内駅とか市内のスーパーとかをめぐってお買い物をしていたら日が暮れてしまいました。


これから旭川まで車を走らせます。稚内を出てしばらく走ると目の前を鹿の群れが悠然と横切っていきました。
交通事故の中でも動物との衝突事故に注意する理由が分かった気がします。
21時頃、旭川駅前のビジネスホテルに到着です。
駅前の繁華街は賑わっていました。



【4日目】
朝ビジネスホテルを出発して、まず旭岳ロープウェーに乗ります。


ロープウェイ頂上駅は気温19℃だそう。 ロープウェイから降りて、付近を1時間ほど散策しました。


軽く散策目的な人、トレッキングな人、ガチな登山な人と様々ですが、外国人率高い!外国人のほうが
多いのでは?中国の方もいらっしゃいますが、欧米、アジア、韓国な方と多彩です。

旭岳の環境省ビジターセンターを見学したあと、旭川市内を通りすぎ神居古潭に立ち寄りました。ちょうど地質的にも面白いところで、昔は道が険しく難所だった場所です。


昔の姿を復元した駅舎や昔走っていたSLが置いてありました。これ今解体するとしたら大変そう・・・。


線路はサイクリングロードになっていて駅舎は休憩所になっていました。真夏のせいかサイクリングしている人は見かけませんでしたが。


蛇紋岩のトンネル。


本日の宿泊は、札幌と旭川の中間地点北村公園キャンプ場です。
10組くらいのキャンパーさんがいて、皆静かに楽しんでいる方ばかりでした。


なんとすぐ横に日帰り温泉が併設されています(泊りも可能)コンビニも近くて大変便利な場所です。
難点といえば平地なので暑いのと、池のほとりのせいか蚊がいっぱいいました。疲れて早々に寝てしまいました。



【5日目】 朝、札幌市内を目指します。 本当はすすきのにある二条市場に行くつもりだったのですが、ちょうど歩行者天国にしてイベントを開催するとの事前情報があって、 代わりに札幌市中央卸売市場 場外市場に行きます。市場のすぐ脇に併設されているお店で。通りに面しているところは観光客向けのお店も多いですが 奥のほうは近所の方が買い物に来るようなお店もありました。


「白い恋人パーク」に行ってみました。土曜日ということもあり、開館直後からたくさんの人・・・工場見学もできてまさに今作っている
様子を見ることができます。博物館的なものもあって、チョコレートの歴史にも触れることができます。
数年ぶりに札幌市内の従姉妹の家にお邪魔しました。


新札幌のレンタカー屋さんに返却しました。4日間でちょうど1000キロ走りました。


新札幌から千歳空港まで電車で移動して、20:35発のエア・ドゥ羽田行に乗って羽田着が22時過ぎ。
もう空港バスは終わっているので京急と根岸で日付が変わる頃に自宅に到着しました。



★つれづれおでかけ記に戻る